先輩社員インタビュー
名古屋土産の代名詞「ゆかり」が持つ魅力をさらに高め 幅広い年齢層のお客様から愛される商品にしていきたい。
マーケティング部 商品開発課 2006年入社
山田 弥生
2017年に営業部へ移動
人文学部 卒業
お客様に喜んでいただくために、新しい価値を持った商品を企画する仕事です。
私たちマーケティング部 商品開発課の仕事は、市場分析をしながら、どのようなお客様にどのような商品を提供すれば喜ばれるのかを考え、その商品を企画・開発することです。さらに、お客様に商品の魅力を知っていただくための販売促進プランの立案も行うなど、商品づくりから販売にいたるまでの幅広い仕事を任されています。ただし私たちの仕事は、企画した商品を形にして売り出せば終わり、というものではありません。発売後の売り上げ効果の検証や市場調査も行うなど、「お客様に喜んでいただいているか?」という視点で販売の現場から情報収集を行い、より付加価値のある商品を生み出すための施策を立案・実行することが重要な役割となっています。既存商品の進化や、新商品の開発の必要性について、自らの手で調査し、考え、企画・提案できることがこの仕事のやりがいです。
商品の魅力はアイデアで最大化。付加価値という名の息吹を吹き込みます。
名古屋土産の代名詞ともなっている『ゆかり』は、名古屋エリアを中心に多くのお客様に召し上がっていただいています。しかしお客様の年齢層を調査してみると、30~40代以上のお客様が多いことがわかりました。「若い方にも愛される商品をつくる必要がある」と考えた私は、より食べやすいひと口サイズの新商品『姫ゆかり』を企画提案し、その開発に挑みました。私がもっとも苦労したのは、若いお客様に注目していただくための方法を考えることでした。そして考案したのが、これまで百貨店の和菓子コーナーにはなかったテトラ型をした鮮やかな色のパッケージ。すると、「この箱かわいい」「あ、坂角のゆかり知ってる」という反応が返ってくるようになりました。その後もお客様の声をもとに商品の改良を加え、スリムな縦長のパッケージにしたところ売れ行きがさらに良くなり、お客様からのお問い合わせも増えました。
マーケティングとはコミュニケーション。仲間たちとのつながりを大切にしています。
私は『姫ゆかり』の企画や開発、改良を通じて、どのような方にどのような価値を提供すれば、喜んでいただけるのかを深く考えられるようになりました。さらに、商品開発でもっとも重要なスキルである、関係部署との連携やコミュニケーションに関する力も徐々に学んでいます。実際に新商品の発売後に、店舗スタッフからお客様の喜びの声が聞けたときには、社内の関係部署と共有して、みんなで達成感を味わっています。このように、同じ部署の仲間はもちろん、異なる部署のメンバーとも思いや考えを共有して、どのように動いていくのかを考えていくこともマーケティングの仕事です。今後は、社内のさまざまな立場の人と交渉するためのスキルや、情報収集をするための力をさらに磨いていきたいと思っています。これから入社される方と一緒に試行錯誤を繰り返しながら、新しいことに挑戦していきたいですね。