先輩社員インタビュー
おいしさという最高の価値を提供するために、 チーム一丸となって最高の仕事をしていきたい。
製造部 2004年入社
濱口 真
2015年 製造部品質向上課へ異動
電子機械学科卒業
看板商品『ゆかり』の完成度を決める重要な工程を任されています。
私が所属する製造部 製造1課2係では、坂角の看板商品である『ゆかり』の二次焼成を担当し、個包装、梱包までの一連の生産ラインを管理しています。繁忙期には1日約36万枚の製品を生産しており、生産量の数値目標に応じて、納期に間に合うようにおいしい製品を計画通りに生産することがミッションとなっています。私が担当している具体的な業務としては、生産タイムスケジュールの作成があり、生産ラインがスムーズに流れるように生産アイテムの組み合わせを調整することが仕事です。さらに製品の味をチェックしたり、個包装や箱詰め、缶詰めの状態を確認したりするなど、お客様のお手元に届けられる直前の工程まで任されています。また、製品不良を未然に防ぎ、ロスを減らすことも求められており、一度焼きを行っている加木屋工場の製造スタッフと連絡を取り合いながら、品質改善につながる取り組みを行っています。
数ミリの世界で試行錯誤の連続。さまざまな課題と対決しています。
私たちにとって『ゆかり』は生き物です。その形、大きさ、重量は、気候や機械の条件などでバラつきが出てしまいます。しかし品質を一定に保つためには、均質になるように製造しなければなりません。許容される誤差は数ミリと厳しいものです。この仕様をクリアするために、製造に携わる各部署のメンバーと話し合いを重ねながら改善に取り組んでいます。また、現在は係長補佐として、各工程の人員調整やスタッフへの指示など、マネジメント業務も任されています。係長補佐になるまでは、上司から指示を受ける立場でしたが、現在はより責任が大きい立場になったことにより、現場の状況を的確に把握して、迅速に判断・指示するスキルが身につきました。さらに、生産上の問題点や課題を見つけ、適切な対策を講じる能力も身についたと思います。
お客様にいつ、どこで購入いただいても変わらないおいしさをお届けしたい。
入社して10年が経ち、坂角で使用されている機械の知識はひと通り身につきましたし、機械の調整や修理についても自分でできるようになりました。しかしときには、生産ライン全体や、各工程でのスタッフの動きをつぶさに把握することに、難しさを感じる場面もあります。そんなときは原点に立ち返り、一人ひとりのスタッフとじっくり話し合い、業務の進め方を一緒に考えるようにしています。係長補佐としてはまだまだ未熟な部分もありますので、管理職としてのキャリアが豊富な先輩方を見習いながら、自分もさまざまな場面でより迅速に判断し、対応していけるように経験を積んでいきたいと思います。そして『ゆかり』が、いつ、どこで購入しても、高品質な製品であり続けられるように、均質化に一層取り組んでいきたいですね。